石垣島で泳げる時期はいつ?月別ベストシーズンと服装を解説!

石垣島の透き通るような海で泳げるベストシーズンはいつなのか、後悔しない旅行のために知りたい方は多いでしょう。
沖縄本島より南にある石垣島は年間を通して温暖ですが、心ゆくまで海水浴を楽しむには月ごとの特徴を理解することが大切です。
海開きが行われる3月から観光のピークとなる夏、まだまだ泳げる秋、そして少し肌寒くなる冬まで、季節ごとの気候は異なります。
この記事では、春休みや年末年始といった時期も含め、各月の気候や水温、注意点を網羅的に解説します。
景勝地・川平湾の楽しみ方にも触れながら、あなたの旅が最高の思い出になるよう最適な時期選びをお手伝いします。この記事を読むことで、以下の点が明確になります。
- 石垣島で海水浴が楽しめる具体的な期間
- 月ごとの気温や水温、適した服装の目安
- 台風や梅雨など、旅行計画で注意すべき点
- 各シーズンのメリット・デメリットと楽しみ方
【春夏編】石垣島で泳げる時期のベストシーズン

この章では、石垣島の海が本格的にシーズンインする春から夏にかけての時期について解説します。
- 3月の海開きと春休みの楽しみ方
- 4月は過ごしやすく海水浴に最適
- 5月の梅雨時期の海のコンディション
- 6月は梅雨明けからが夏本番
- 7月は最高のコンディションで泳げる
- 8月の混雑状況と台風への備え
3月の海開きと春休みの楽しみ方
石垣島では、3月中旬頃に日本で最も早く海開きが行われ、本格的なビーチシーズンの幕開けを告げます。この時期は、本州ではまだ肌寒い日が続く中、一足早く夏の訪れを感じられる貴重なタイミングです。
3月の平均気温は約21℃、水温も22℃前後まで上昇するため、天気の良い日中であれば海水浴を楽しむことが可能です。ただ、北風が吹くと肌寒く感じられる日もあるため、泳いだ後に体を温めるための羽織るものやタオルを準備しておくと安心できます。
特に、春休みを利用して訪れる学生や家族連れにとっては、混雑がピークに達する夏休み前でありながら、十分に南国の雰囲気を満喫できる魅力的なシーズンと言えます。
ただし、日によっては水温が低く感じられることもあるため、長時間の遊泳にはあまり向いていません。
シュノーケリングやダイビングなどのマリンアクティビティに参加する場合は、ウェットスーツを着用することで、水中の冷たさを気にせず快適に楽しめます。
この時期は、海水浴だけでなく、過ごしやすい気候の中で観光やドライブを楽しむのにも適した季節です。
4月は過ごしやすく海水浴に最適
4月の石垣島は、本格的な夏の到来を前にした、非常に過ごしやすい気候が魅力の時期です。平均気温は23℃前後、水温も24℃近くまで上昇し、晴れた日には汗ばむほどの陽気となります。
このため、海水浴やマリンアクティビティを存分に楽しむためのコンディションが整います。
この季節は「うりずん」と呼ばれ、沖縄地方で最も快適な時期とされています。日差しは強いものの、真夏ほどの厳しい暑さはなく、空気は爽やかで心地よいです。
梅雨入り前の安定した天候が続くことが多く、旅行の計画を立てやすい点も大きなメリットとなります。
ゴールデンウィークを除けば、夏のピークシーズンに比べて観光客もまだ少ないため、人気のビーチや観光スポットを比較的ゆったりと巡ることが可能です。
服装については、日中は半袖・短パンで問題ありませんが、朝晩は少し涼しく感じられることもあるため、薄手の長袖シャツやカーディガンを一枚持っておくと重宝します。
4月は、快適な気候の中でアクティブに動きたい方や、人混みを避けて石垣島の自然を満喫したい方にとって、まさにベストシーズンの一つと考えられます。
5月の梅雨時期の海のコンディション
5月の石垣島は、ゴールデンウィークを過ぎたあたりから梅雨のシーズンに入ります。平均気温は26℃前後と高く、蒸し暑い日が増えてくるのが特徴です。
梅雨と聞くと、旅行をためらってしまう方もいるかもしれませんが、石垣島の梅雨は一日中雨が降り続く「しとしと型」ではなく、短時間に激しい雨が降る「スコール型」が中心です。
このため、雨が降っていても、少し待てば再び晴れ間が広がることも珍しくありません。雨上がりには、太陽の光でキラキラと輝く緑が一層美しく見えます。
水温も26℃前後まで上がるため、雨さえ上がれば海水浴を十分に楽しむことができます。むしろ、梅雨の時期は観光客が少なくなるため、航空券や宿泊費が安くなる傾向にあり、旅費を抑えたい方にとっては狙い目の時期です。
ただし、注意点として、雨によって海が濁り、透明度が下がることがあります。また、波が高くなる日もあるため、海のコンディションには常に気を配る必要があります。
梅雨時期に旅行を計画する際は、雨の日でも楽しめる屋内施設や観光プランをあらかじめ考えておくと、より充実した滞在になるでしょう。
6月は梅雨明けからが夏本番
6月は、石垣島の本格的な夏の始まりを告げる重要な月です。例年、中旬から下旬にかけて梅雨が明け、その後は安定した晴天が続くようになります。
梅雨明け直後の石垣島は、空も海も抜けるような青さに包まれ、一年で最も美しい景色が広がるとも言われています。
平均気温は28℃を超え、水温も28℃前後まで上昇するため、海水浴やマリンアクティビティには最高のコンディションです。
日差しは非常に強烈になるため、紫外線対策は必須となります。日焼け止めはもちろん、帽子、サングラス、ラッシュガードなどを活用し、肌を保護することを心がけてください。
この時期は、夏休み前の比較的落ち着いた雰囲気の中で、最高の夏のコンディションを満喫できるのが大きな魅力です。
マンゴーやパイナップルといった南国フルーツも旬を迎え、グルメを楽しむ上でも絶好のタイミングとなります。
ただし、梅雨明けの時期は年によって前後することがあるため、旅行の計画を立てる際は最新の気象情報を確認することが大切です。
7月は最高のコンディションで泳げる
7月は、石垣島が観光のピークシーズンを迎え、最も多くの人々で賑わう時期です。平均気温は30℃に迫り、水温も29℃を超えるなど、まさに海水浴のベストシーズンと言えます。
連日晴天が続くことが多く、石垣島の青い海と白い砂浜のコントラストを心ゆくまで満喫できます。
この時期は、海水浴はもちろんのこと、シュノーケリング、ダイビング、SUP(スタンドアップパドルボード)、カヌーなど、あらゆるマリンアクティビティに最適です。
海の透明度も高く、サンゴ礁やカラフルな熱帯魚が織りなす美しい水中世界を間近で観察することが可能です。
日差しは一年で最も強くなるため、熱中症対策と紫外線対策は万全に行う必要があります。こまめな水分補給を忘れず、日中の長時間の活動は避けるなどの工夫が求められます。
また、夏休み期間に入るため、航空券や宿泊施設の予約は早めに済ませておくことが不可欠です。
人気のビーチやレストランも大変混雑するため、時間に余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。活気あふれる夏の石垣島を体験したい方にとっては、最高の季節です。
8月の混雑状況と台風への備え
8月も7月に引き続き、観光のピークシーズンとなります。気温、水温ともに高く、海水浴やマリンアクティビティを存分に楽しむことができます。お盆休みと夏休みが重なるため、島全体が一年で最も活気に満ち溢れる時期です。
前述の通り、7月と同様に、混雑は避けられません。旅行を計画する際は、あらゆる予約を早期に完了させることが鍵となります。
8月の石垣島を楽しむ上で最も注意すべき点は、台風の接近です。石垣島は台風の通り道にあたりやすく、特に8月は台風の発生・接近が最も多くなる月の一つです。
台風が直撃すると、飛行機や船が欠航になるだけでなく、外出もままならない状況になります。
こればかりは運次第ですが、万が一の事態に備えて、旅行保険への加入や、滞在日程に予備日を設けるなどの対策を検討しておくと良いでしょう。
また、台風が過ぎ去った後も、数日間は波が高い状態が続くことがあるため、海のコンディションには細心の注意を払ってください。
【秋冬編】石垣島で泳げる時期と各月の注意点

この章では、夏の賑わいが落ち着き、穏やかな気候へと移り変わる秋から冬にかけての時期について解説します。
- 9月もまだまだ夏気分で遊泳可能
- 10月は気候が安定する狙い目の時期
- 11月の海水浴はウェットスーツ着用で
- 12月の水温と年末年始の過ごし方
- 1月と2月は遊泳には不向きな時期
- 景勝地として名高い川平湾は遊泳禁止
- まとめ:旅の目的に合う石垣島で泳げる時期を
9月もまだまだ夏気分で遊泳可能
9月の石垣島は、暦の上では秋ですが、気候はまだまだ真夏の様相を呈しています。平均気温は28℃前後、水温も28℃近くと高い状態が続くため、海水浴やマリンアクティビティを十分に楽しむことが可能です。
月の前半は夏休みからの流れで混雑が続くこともありますが、中旬以降になると観光客の数も落ち着き始め、夏の賑わいと穏やかな雰囲気を両方味わえるようになります。
真夏のピーク時に比べて航空券や宿泊費も下がる傾向にあるため、少し時期をずらして夏休みを取りたい方にとっては、非常におすすめのシーズンです。
ただし、8月に引き続き、台風のリスクには注意が必要です。9月も台風の発生・接近が多い月であるため、旅行計画時には天気予報をこまめにチェックし、柔軟に対応できる準備をしておくことが大切になります。
日差しも依然として強いため、紫外線対策や熱中症対策は怠らないようにしましょう。
10月は気候が安定する狙い目の時期
10月になると、石垣島では夏の厳しい暑さが和らぎ、過ごしやすい安定した気候の日が増えてきます。
平均気温は26℃前後、水温も27℃程度と、まだまだ暖かく、天気の良い日であれば問題なく海水浴を楽しめます。
この時期の最大の魅力は、気候の安定性にあります。台風のシーズンが終わりに近づき、晴天率も高くなるため、旅行の計画が立てやすいです。
観光客の数もピーク時に比べてぐっと減るため、人気のビーチや観光スポットをゆったりと自分のペースで満喫できます。まさに、大人のためのリゾート時間を過ごすのに最適な「穴場」の時期と言えるでしょう。
服装は日中なら半袖で十分ですが、朝晩や日によっては少し肌寒く感じることもあるため、長袖の羽織りものがあると便利です。快適な気候の中で、アクティビティも観光もグルメも楽しみたいという、欲張りな願いを叶えてくれるのが10月の石垣島です。
11月の海水浴はウェットスーツ着用で
11月に入ると、石垣島にも秋の気配が訪れ始めます。平均気温は24℃前後まで下がり、北風が吹く日が増えてくるため、さすがにTシャツ一枚では肌寒く感じるようになります。
この時期に海水浴をするのは、少し覚悟が必要です。水温は25℃前後ありますが、海から上がったときに風に当たると体が冷えてしまいます。
もし11月に海水浴やシュノーケリングを楽しみたいのであれば、体を保温してくれるウェットスーツの着用が必須となります。ウェットスーツをレンタルできるツアーに参加するのが現実的です。
一方で、日中の日差しは柔らかく、観光や街歩きには非常に快適な季節です。夏の混雑もなく、落ち着いた雰囲気の中で島の文化や自然に触れることができます。
泳ぐことを主な目的としないのであれば、のんびりとした島時間を過ごすのに適した時期と考えられます。
12月の水温と年末年始の過ごし方
12月の石垣島は、はっきりと冬の季節に入ります。平均気温は約21℃となり、天候によっては肌寒さを強く感じます。この時期に海水浴を楽しむのは、一般的ではありません。
水温は23℃前後を保っていますが、気温が低く北風も強まるため、海に入るのはかなりの勇気が必要です。
ダイビングなどの本格的なマリンアクティビティでは、冬用の厚手のウェットスーツやドライスーツを着用します。水着だけで海に入るのは避けるべきです。
年末年始にかけては、普段とは違う暖かい場所で新年を迎えたいという人々で、一時的に観光客が増加します。
この時期は、海で泳ぐ代わりに、マングローブカヤックやトレッキング、星空観測ツアーなど、冬ならではのアクティビティに参加するのがおすすめです。
服装は、日中と朝晩の寒暖差に対応できるよう、フリースやウィンドブレーカーなど、重ね着できる防寒着を準備してください。
1月と2月は遊泳には不向きな時期
1月と2月は、石垣島で一年で最も気温が下がる時期です。平均気温は18℃前後で、これは本州の春先や秋口の気候に相当します。
曇りや雨の日が多くなり、北風が強く吹くため、体感温度はさらに低く感じられます。
この時期に水着で海水浴をすることは、まず不可能です。水温は21℃前後ありますが、気象条件が厳しく、海に入るには適していません。
ダイビングなどのアクティビティも可能ですが、前述の通り、ドライスーツなどの万全な防寒対策が求められます。
しかし、この季節ならではの魅力もあります。観光客が最も少なくなるため、島全体が静かで落ち着いた雰囲気に包まれます。
ゆっくりと流れる時間の中で、島の文化に触れたり、カフェで読書をしたりと、リラックスした滞在が可能です。
また、プロ野球のキャンプが行われる時期でもあり、スポーツファンにとっては楽しみな季節となります。
冬の石垣島での服装
1月や2月に石垣島を訪れる際の服装は、本州の秋の装いをイメージすると良いでしょう。長袖のシャツにトレーナーやセーターを重ね、風を通しにくいジャケットやコートを羽織るのが基本です。特に朝晩は冷え込むため、油断せず暖かい服装を心がけることが大切です。
景勝地として名高い川平湾は遊泳禁止
石垣島を代表する絶景スポットとして、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三つ星を獲得した川平湾。エメラルドグリーンに輝く海と、そこに浮かぶ緑の小島のコントラストは、訪れる人々を魅了してやみません。
これほど美しい海を見ると、思わず飛び込みたくなりますが、実は川平湾は遊泳が禁止されています。これにはいくつかの理由があります。
遊泳禁止の理由
主な理由として、潮の流れが非常に速く、複雑であることが挙げられます。見た目は穏やかに見えても、湾内は危険な箇所が多く、水難事故を防ぐために遊泳が固く禁じられているのです。
また、川平湾はグラスボートの主要な航路となっており、観光客の安全を確保するという側面もあります。さらに、この美しい景観と貴重な生態系を保護するという目的も含まれています。
川平湾の楽しみ方
川平湾では泳ぐことはできませんが、その美しさを満喫する方法はたくさんあります。最も人気なのが、船底がガラス張りになったグラスボートです。
服を着たまま気軽に、湾内に広がるサンゴ礁や熱帯魚の姿を観察できます。展望台からの眺めも素晴らしく、時間帯や光の加減によって刻々と表情を変える海のグラデーションを写真に収めるのもおすすめです。
まとめ:旅の目的に合う石垣島で泳げる時期を
この記事では、石垣島で泳げる時期について、月ごとの特徴や注意点を詳しく解説してきました。あなたの旅行計画に役立つよう、最後に重要なポイントをまとめます。
- 石垣島で本格的に泳げるのは3月の海開きから10月頃まで
- 水着だけで快適に泳げるベストシーズンは6月下旬から9月
- 3月から5月、そして10月はウェットスーツがあればより快適
- 11月から2月にかけての海水浴は一般的ではない
- 3月は日本一早い海開きで一足早く夏を体験できる
- 4月は「うりずん」と呼ばれる気候が安定した快適な時期
- 5月から6月中旬は梅雨だが旅費が安くなるメリットがある
- 6月下旬の梅雨明け後は一年で最も美しい景色が広がる
- 7月と8月は最高のコンディションだが混雑と料金高騰がデメリット
- 8月と9月は台風シーズンであることに注意が必要
- 10月は気候が安定し観光客も少ない狙い目の時期
- 冬の時期は海水浴ではなく観光や文化体験が中心となる
- 紫外線対策と熱中症対策は年間を通して必要
- 絶景スポットの川平湾は潮の流れが速いため遊泳禁止
- 旅の目的(泳ぎたい、安く行きたい、のんびりしたい)に合わせて時期を選ぶことが重要











